B面のつぶやき

美術館、図書館、喫茶店に出没しがちデイズ

【日記】団子とカインズは諦めた

レンタカーを借り、夫の運転で千葉県の房総半島にある実家に行った。

草団子にはまっている夫は前日から実家周辺の和菓子屋を調べあげ、団子を買ってから実家に行くんだと張り切っていた。

余裕を持って出発したつもりが途中で渋滞にはまり抜け出せない。大田区から脱出できない。羽田空港に着陸しようとする飛行機を何度も見る。団子は後にしようと実家に急ぐ。

ようやく到着し、筍ご飯と赤飯、餃子と唐揚げ、サラダという好物ばかりの昼ご飯。さすが我が母だと思いながらワシワシ食べる。餃子は南房総のローカルスーパー「おどや」のものだという。おいしい。しかもデザートはオハヨーの焼きプリンだ。

手土産(成城石井で買った抹茶水羊羹とマドレーヌ)を渡し、昼食を食べ、近況を交換しあう。新聞や自治体の広報誌、いつまでも届く母校の同窓会の会報に目を通す。段々することも無くなってきて、じゃぁそろそろ、となる。帰り際にシャトレーゼの焼菓子ともらいものだという煎餅、野菜、米などを渡される。この一連の流れは儀式めいている。

夫の提案でジェラート屋に寄ることにする。潰れた店が並ぶ端にあるファンシーにペイントされたジェラート屋を見て、コントラストの妙に感じ入る。ひとつは苺のソルベ、もうひとつはミルクとピーナッツのダブルを選んだ。

食べながらソルベとジェラートとアイスクリームの違いについて調べる。ソルベは主に果汁を凍らせて砕いたもの、つまりシャーベット。ジェラートは牛乳などを攪拌して凍らせたもの。アイスクリームはジェラートより乳脂肪分が多いとうことらしい。

さっぱりめのミルクは乳脂肪分が少なめだからということか。濃厚さが物足りないという夫に、いつかマザー牧場のソフトクリームを食べてみなよと薦める。

これから団子も食べるのか…と不安になりかけたが、たぶん団子は売り切れているから今回は諦めるということだった。少しほっとした半面、残念がる自分も大切にしたい。

せっかく車で来たのだから、普段は行けないところ、そうだカインズに行こう。ホームセンター楽しいよね。わくわくしてカーナビに入れた。

しばらく走るとインターの入口に来てしまった。高速道路を使う設定にしてしまっていたことに気づく。わくわくが急にしぼむ。Uターン禁止なので入るしかなく、高速を下りてカインズに行くのか?払わなくて良い高速料金を払ってまでカインズに行く必要性はあるのかという議論になる。

結局、今の我々には差し迫ってカインズで買うべきものはない、という結論に達した。

時間があるし、高速を早めに下りて一般道でゆっくり帰ろうかという話にもなったが、羽田空港の真ん中で下りても走りずらそうだとかなんとか言っているうちに、結局出るべき出口に来てしまった。

予想より早く帰宅したので、タッパーに入れてもらった筍ご飯を食べつつ、「THE SECOND」を見た。

【写真】店舗は反対側にあります。安心してください。