B面のつぶやき

美術館、図書館、喫茶店に出没しがちデイズ

7月を振り返る

東京交通会館の銀座スカイラウンジで、「パフェ マロンシャンテリー」を食べた。誕生日ケーキ代わりにご馳走になった。東京交通会館は取り壊しの噂もあるので、意識して矢橋六郎のモザイク画を眺めた。

美術展は東京都美術館のアンドリュー・ワイエス展、SOMPO美術館の山口華楊展、東京国立博物館の空海と真言の至宝展に行った。

アンドリュー・ワイエス展は評判が良いので最終日直前に駆け込んだ。有名な『クリスティーナの世界』のクリスティーナさんをモデルにした『クリスティーナ・オルソン』という作品があって、実物に近いと思われるクリスティーナさんの横顔が見られた。はたと『クリスティーナの世界』に描かれた後ろ姿の女性は、クリスティーナさんではないかもしれない、と思った。タイトルが『クリスティーナの世界』だからといって、クリスティーナさんを描いたとは限らない。
※『クリスティーナの世界』は展示されていません。

山口華楊は、名前は知っているけど、どんな作品を描いた人かピンと来ていなかった。国立近代美術館の『洋犬図』が展示されていて、ああ、この絵を描いた人かと気付いた。猿、狐、黒豹などなど動物の絵がたくさん。アンドリュー・ワイエス展もだけど、スケッチや下絵の展示も豊富で、この絵が最終的にこうなったという試行錯誤が垣間見られて面白い。

空海展は国宝や重文がたくさん出ていて行かなきゃソンみたいな気分になった。秘仏まで見られて、長年これらの仏像をお守りしている檀家の皆さんに申し訳ないような気もした。秘仏では無いが、金剛峯寺の快慶作『深沙大将立像(じんじゃだいしょうりゅうぞう)』、執金剛神立像(しゅこんごうしんりゅうぞう)に見惚れる。一番目当ての『信貴山縁起絵巻 飛倉巻』も見られて満足。最後の1室が撮影可能ゾーンで、国宝の『五智如来坐像』(写真)を360度ぐるっと見ることができる。ちょっと下膨れのお顔。ありがたすぎて、子どものころ葬式・法事の度に唱えさせられた光明真言が蘇った。覚えているもんですね。混雑が心配だったけど、金曜の夜間開館はそれほどでもなかった。

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それから板橋区立熱帯環境植物館にも行った。板橋区は美術館、こども動物園、植村冒険館(植村直己についての資料展示)など、公立の文化施設が充実している気がする。ちなみにこの三つは全部は履修済み。植物館も大人360円で結構楽しめた。植物メインだけどちょっとした水族館もある。エイがいてびっくりした。

読書は『いきと風流』(尼ケ崎彬)、『身体の美学入門』(伊藤亜紗)、『日本中世の民衆像 平民と職人』(網野 善彦)。

そんな7月でした。

 

1月の美術展|藤原定家の書、野島康三と斎藤与里、モダンアートの街・新宿

今年もちょこちょこと美術館巡り続けます。よろしく。豪華な掛軸は《藤原定家筆歌切(古今和歌集序抜粋)》です。いいだろ、という持ち主の声が聞こえてきそうな表装。

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