B面のつぶやき

美術館、図書館、喫茶店に出没しがちデイズ

40代、はじめての献血

せっかく平日休みの計画を立てていたのに、じわりじわりと悪化する天気予報。気象庁ウェザーニュース、ヤフー天気、どれも高確率で悪天候。でも午後は回復するらしいし、近場で何して遊ぼうかと考えあぐねてひらめいた。

そうだ、献血に行こう。

興味はあるのに行ったことがないのは、400ml献血ができる体重に満たないから。200mlの献血は可能ですが、実施している献血会場が少ないんですよね。

400ml、200mlのいわゆる普通の献血以外に、血液中の血漿や血小板のみを採取する「成分献血」という方法があるのは知っていました。こちらは男性45キロ以上、女性40キロ以上なので体重制限クリア。ただし、普通の献血の採血時間が10~15分であるのに対して成分献血は40~90分。結構長いなー、どうしよう、と悩んだまま数年が経過していました。

でもほら今日は、むしろ長い方がいいじゃない。

有楽町に献血ルームがあったな、と検索すると、東京駅のそばに最近完成したヤンマーの本社ビル「YANMAR TOKYO」内に、献血ルームがあるらしい。しかも血漿成分献血専門とある。理想的!さっそくウェブ上で予約を済ませました。

ランチはロイヤルホストのアンガスサーロインステーキサラダランチ(長い)と奮発しました。なんせこれから血を採るんだからね!しっかり食べなきゃ。肉だ肉。

マッシュポテトに乗ったグレイビーソースのステーキ。肉汁を逃さずポテトで受け止めるのだ。グリーンサラダのナッツ入りドレッシングも良い。オニオンスープはオニオングラタンスープの「パンとチーズ抜き」と考えて良いのでしょうか。違うのかな。でも間違いのない味。

プチデザートは上から生クリーム、コーヒーゼリー、バニラアイスの三段活用。年に数回しか来ないけど、わたしロイヤルホストが大好きだ。

さて献血です。

本人確認などの受付を済ませ、質問事項に回答し、血圧や体重を測定します。昼食はしっかり食べたかって?答えはもちろんイエスだ。その後医師や看護師の問診を受け(看護師の場合でも最終判断は医師)、40代以上の初献血ということで、心電図検査も受けました。

さらにその後、血液濃度測定と血液型検査。思ったより事前検査が多くて大変だなと感じたけど、採血は体に負担がかかることだし、採った血は利用されるのだから、間違いがあってはいけない。そりゃそうですよね。

すべての検査が終わると採血用の椅子に座り、針を刺し、いよいよ採血です。案内された席は窓に面した最前列で東京駅が良く見える眺めの良い位置。初回だから良い席を案内してくれたのかしら。うれしい。

成分献血というのは、要するに一度血液を採り、遠心分離器にかけて必要な成分を取り出し(今回は血漿)、残りの血液は元に戻すという方法です。体への負担が少なく多くの成分を取り出すことができるとされています。わりと大げさな装置にちょっとびっくりする。

針を刺す痛みや針が刺さっている不快な感じは想定内でした。採血している間は暇なので水分を取りつつ読書。ネットにつながっている備え付けのタブレットもありました。血液の流れが悪いとブザーが鳴る仕組みになっているらしく、そうなると血液の流れを良くするためにこれを手でグーパーしてね、とペーパーで包まれた使い捨てカイロを渡されました。至れり尽くせり感が色々すごい。

グーパー運動のおかげで40分程度で採血は終了。最後に血圧を確認し、今日は運動や飲酒は控えること、ふらつくかもしれないので帰りの電車のホームではなるべく端に寄らないことなどの注意を受けました。

めでたく任務を果たすとアイスのスプーンをゲットすることができます。ご褒美のアイス。さっきもアイス食べたけどね。

20分以上は休むよう言われ、待合スペースでバンホーデンのミニカップアイス(チョコ味)を食べつつ休憩。待合スペースは電源と仕切りのあるワークスペースもあり、パソコンを開いている人も。平日で空いていることもあり、快適。

勝手がわからず挙動不審気味でしたが、ビギナーであることが分かる目印の札を首から下げていたので、安心して初心者ヅラすることができました。スタッフの方みんな親切です。

いやなんか、思った以上に良い休日だったな。

ちなみにふらつきなどは、まったく感じませんでした。