ヒグチユウコワールド!な展覧会でした。「サーカス」という名のとおり、楽しいけどちょっとホラー要素あり。
展示総数約1,000点。まさに大放出大盤振る舞い。大きな作品はもちろん、ちょちょっと気楽にと描いたようなものも。さらに、椅子のカバーやプレート、ぬいぐるみ、掛軸、GUCCIとのコラボ作品などなど。
博物画を思わせるような細密なタッチの絵にハマり、本屋で「MOE」の表紙や絵本を見ては、「か、可愛い…」と焦がれていました。
もちろん猫だけではありません。特にヒエロニムス・ボス、ピーテル・ブリューゲルにオマージュをささげた作品は、彼女の持つ「毒」の魅力が強く感じられました。ボスの『快楽の園』やブリューゲルの『バベルの塔』に思いを馳せながら、目を凝らして見れば見るほど面白い。
”しょこたん”との対談記事で、伊藤潤二や諸星大二郎が好きというのを読み、何だか妙に納得しました。そして勝手に親近感。お勧めしていた『バイオの黙示録』読んでみようかな。
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もちろん展覧会グッズも目移りしてしまいますが…買いませんでした。展覧会後はテンションが上がっていて財布の紐がゆるゆるで危うい。過去の反省から、ここ数年は「グッズ、買わない」を自分に課しています。
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